flamingo
米津玄師 flamingo 10月28日 幕張メッセ
アンナチュラルの主題歌「Lemon」
そのCDについてた先行抽選で「チケットのご用意ができました」の知らせが来たのは3月の終わり、アンナチュラルが終わってしまって寂しい思いをしている最中のことだった(アンナチュラル最高だった)
実は1月の武道館ライブにも運良く当選、なかなか良い席で銀テープもゲット、なんと菅田将暉もステージに登場、更にはそれがDVDになるという、もうこれ以上ない幸運に恵まれた。(これは自慢です)
そんな直後だったので「当たらなくても仕方ない」という気持ちで応募した。
で、当たった。拍子抜けした。
なんかむしろ、全く当たらない人に申し訳ないとすら思った。
それから7ヶ月、この日の為に生きてきた(いや、本当はライブのことなんか忘れちゃう時もあるくらい、あまりに先のことすぎた)
今はライブ後恒例、腰の痛みに襲われている。とてもつらい。体のあちこちが痛い。
いや、ライブはめちゃくちゃ良かった。言わずもがな。
さて
セトリに沿って淡々とライブを振り返るので、ここから先は読むのしんどいと思う
どうぞどうぞスルーして下さい
これは私の備忘録、ライブ反芻用メモです
今回はセトリを知らずに参加したかったので事前にチェックせずに臨んだ。しかし、会場入りして開演を待つまでの間に、後ろのカップルが
「Lemonで始まらんかな」
「だって昨日はほら」
「ルーザー」
クソ…知りたくなかった…クッソ…
LOSER
白と赤のライト
モニターなし
いやー見えない。
おそらく見えないだろうとは思ってたけどまじで見えない。姿を見て存在を確認することすらままならない。声聴きにきてるんだから見える必要ないよ…と言い聞かせる。
声の出は良好
チラッと見えた米津玄師はフードを被っていた
モニターにライブでしか見れない反転バージョンのMV
動き回ってたっぽい(見えない
早口のとこ歌えてなくてちょっと笑ってた
飛燕
うそだろ?
モニターに!初めて!!!
米津玄師が!!映った!!!
(カラーじゃない。なんかセピアというかカーキっぽい色味)
今までモニターにはMVなど演出に関わる映像が流れるだけだったし、個人的に「この人はきっと一生モニターに己の姿を映す気がないんだろう」と勝手に思っていた
予想を裏切ってのご本人、とはいえ冒頭から目深にフードを被ったままでいる理由がよくわかった
モニターに映るからだろ、あれ
メランコリーキッチン
モニター本人(カラー)ここで初めて着てる服の素材がどうやらフリースっぽいモコモコ素材だとわかる
これライブで着るの誰が決めたんだ…暑すぎるでしょ。見てるこっちも暑い。おかげさまで、アゴから汗がしたたり落ちる瞬間がモニターに映った(眼福
黄色とオレンジのライト
声の揺らぎが絶好調
相変わらず「あ」の音が最高だな
春雷
モニターは演出映像
春雷をライブで聴くのは3回目。春雷で流れる絵の具を塗りたくったような映像演出がとにかく好き
音源発表前のライブからずっと同じ
とにかく音も演出もオシャレな曲
米津玄師で一番好きな曲です
アイネクライネ
モニター本人
いつも通り神秘的な音がしてエメラルドっぽいライトが静かに広がる中で響き出す米津玄師の声
これは定番なのですぐわかった
これ歌い出して みんながわーっと盛り上がる瞬間がすごく好き
あと、MVを踏襲したライティングの変化も美しくて大好きな曲
amen
ここに来てまさかのamen
でも、今回のライブで一番心を持って行かれた
後ろにダンサーが出てきてダンサーの舞台だけ持ち上がってよく見えた
モニター本人白黒
後ろにダンサーをひっさげた米津玄師の姿がモニターに映るたびに、死神かよと思った
そのくらい迫力ある歌声だった。ビブラートがよく映える曲だ(普段は恐ろしくて聴かないんだけど)
え、これを昨日、鈴木敏夫に見せたのか?最高だな。
Paper Flower
なんかモニターなしで背後の格子の中に人のシルエットが見えて、私はそれをずっと映像だと思ってたんだけど、動いたり動かなかったりして、よく見たら本当に人がいた
一番上の格子なんてめっちゃ高いんだけど、そこにも人がいた
格子全体を後ろから照らす青白いライトが幻想的で美しかった
曲が出た時に「またライブで歌いにくそうな歌を」と思ったけど、かなりよく声が出ていた
やったね米津玄師
(私、早くも背中が痛くなる)
モニターなし
格子状のセットの格子一つ一つに太鼓を叩くパフォーマンスをする人がいた
この曲好きなのかな?ライブでよくやる気がする
確かにリズム隊の響きがとてもバンドっぽいのでライブ向きだなーと思う
爱丽丝(ありす)
なぜか下手(しもて)でマイクスタンド立てて歌ってた
あのポジションなんだったの?なぞ(他の人のレポによると、太鼓隊が前の花道に出るために道をあけてたらしい)
声出てるわーあー背中いてー
赤と青のライト
米津玄師もピースしてた
ピースサインしなかった人なんか私だけだろうなってくらい眼前に広がる青い背景とピースサインが目に焼き付いてる
一人だとピースもできねえデカイ自意識抱え込んではもう摩耗(あー痛いなー)
TEENAGE RIOT
新曲
モニターにはMV
この日の衣装と同じシーンが時々あって、MVなのかリアルタイムなのか曖昧になる瞬間がとても心地よかった
束の間、背中の痛みを忘れた
(どうやらMVにリアルタイムの映像を差し込んでモニターに流してた模様、まじでかっこ良かった。MVより幕張で見たあれが完成形だなと思うくらい)
MC
歌った新曲TEENAGE RIOTについて
米「どうだった?」
客「最高だった!」
米(ニヤァ)「嬉しい嬉しい。嬉しいって二回言うと嘘くさいね(笑)本当に嬉しいです」
いやぁ本当に嬉しそうでした
「良かったぁ」と胸をなでおろす彼は人間ぽくてなんか可愛かったよ。
自信はあってもいつも不安だと語っていたけれど、今回も例外ではなかったんだね。
サビのメロディは中学の時に作った物をそのまま使っていて、当時のグズグズした、ヒリヒリした感情を今の自分がこの歳で表現することに意味があると思って作ったらしい事を語っていた。
音楽を作る上でのスタンスは、同じことをしていても仕方がないので変化を続けることだと兼ねてから語っていたけれど
これに関して「変わってしまった」とか嘆く言葉が届く事があって、そのたびにすごく悲しい。変わる事については、仕方のない事だと思ってると語ってくれました。停滞は衰退っていつも言ってるから、まぁそれは納得。
自分の「好き」から離れてしまった人に「私は前の方が好きだった。変わってしまったんですね」と言葉で伝えてしまうのって、ちょっと乱暴だよなと思う。私も中学高校くらいだったらそんな言葉を投げたりしてたのかなぁ。私が学生の頃なんて米津玄師はまだパソコンにも触ってない頃だし、存在しなかった時代を想像してもわからんな。
私は彼の個人主義な考え方に共感するのと「声」に一番惹かれてるので、これからも変わらず好きでいるんだろうなと思う。声に魅了されるって、ほとんど呪縛だと思うんですよね。逃れられねえ運命のような。
orion
モニターは演出映像
電気💡が付いたり消えたりする映像とサビはMVでも出てきた星が◎←こういう円を描く映像
ちょっと歌いにくそうにしてた(ライブで音が聞こえなくて音程が取れないらしい事を悩みとして語っていたので、ツイキャスなんかなら歌える曲でも音程が取れないのはライブだと自分の声が聞こえないからで、下手なわけではないと思うよ)
ダメだ、腰が痛い。限界。
打上花火
モニターなし
ライトも控えめで、本物の火(あれはなんて呼べばいいのか…)がゆらゆら燃える演出、高らかに歌い上げてました
武道館の打上花火が絶好調だったんだけど、それよりは裏を歌ってごまかし…あ、アレンジなさっていらっしゃいました
後半いつもの独特の動きで踊ってたんだけど、引火しそうで怖いなぁフリースめっちゃよく燃えそうと思って見てました(邪念が多い
Flamingo
新曲
モニター本人
自由に動き回るかと思いきやマイクスタンド掴んでるから、あれ?と思ったら、時々モニターの映像に歌詞が降ってきたり、多分映像演出の為に動きに制約があった模様
でも、モニターの映像演出は不具合があったのかな?ところどころまったく歌詞が出なかったり、バーっと浮き出たり、ん?浮き出てる…?みたいな微妙な感じもあって、意図してる感じではなかったように見えた。知らんけど。
Lemon
「夢ならばどれほど良かったでしょう」
歌い出し、声がよく出ていて響き渡る声に鳥肌が立った
泣いた
サビはちょっと歌いにくそうにしてた(バンドの音が大きくなると音程取りにくそうにしてる事が多いな)
最後は絞り出すようなかすれ声になってて、むしろそれが耳触りが良いという感じ
これは多分、米津玄師あるある
ライブでしかこんなかすれたの聴けないもんな
実は、音楽ライターの人のレポでは、この時にレモンの香りがしてたらしいんだけど、私にはそんなのは全然わからなかった…慢性鼻炎なので鼻が機能してない可能性は否定できない
ただ、空気が薄いなぁとは思った
米津玄師でした!って消えて行った
アンコールの待ち時間が今までで一番かもってくらい短かった
身体が限界だったので非常にありがたい(老人
ごめんね
まさかの新曲カップリングがアンコールでデビュー
可愛い曲
かいじゅうのマーチとかこころにくだものとか、あの辺の空気感
flamingoとTEENAGE RIOTがとんがった曲だからバランスとった感じある
そして、太鼓隊再び
歌詞にごめんねは出て来なかった気がするけど、いつもながら歌詞聞き取れん。
MC
「いまやったのが、カップリングだよ」
メンバー紹介
中ちゃんは幼馴染で、TEENAGE RIOTのサビメロディを作った当時も聞かせてた。あの頃からすると、今のこの状況やばいよね(やばいよすごいとは思ってたけど、まじですげえよって言う中ちゃんと米津玄師が笑い合う)
そしていつもの中ちゃんへの無茶ぶり
アタフタする中ちゃんの「楽しかった話」なんか食べずにみるみる痩せた話だったよ。そりゃダメだろ、食えよ中島。と思ったら
「もう一個ある!楽しいのは今日だよ!」(ドヤァ
そうだねって、米津玄師笑ってる楽しそう
シメに
今ここにいるという事は、みんなそれぞれ時間を割いて来てくれてるわけで、本当にありがとう
これからもこういう美しい空間を一緒に作ろうね
クランベリーとパンケーキ
ありがたやーこれ好き
二日酔いで録ったという鼻声の音源よりは、しょーもない酔っ払い感は薄味でした
声出てた
灰色と青
前半めっちゃ聴き惚れた、声出てた
しかし後半お疲れ、アレンジ満載でお届け
やっぱりバンドの音がデカくなると音程取れないっぽいな
私が見たライブでは初めて、須藤さん堀さんなかちゃん、米津玄師の4人で並んで手を繋いで礼をして終わった
この4人の関係はどんどん良くなってるんだってじわじわ感動するシーンだったな
このライブ、カメラ入ってるってアナウンスしてたけど、あんなにアレンジしたの使えるのか疑問なくらいには全体通してアレンジ多めだった
今回は、映像演出が進化して凝ったものになってたし、太鼓隊が出てきたり、ダンサーがいたり(太鼓とダンサー同じ人かな?)前回もそうだったけど、関わる人がより増えた事をすごく感じた。
27で自ら死んでしまったカリスマ的アーティスト達の事について、27の米津玄師は「彼らみたいには自己愛が強くないし、無責任になれない」と言っていた事を思い出した。
「米津玄師」はもう一人の音楽ではないんだよね。本人がそれに気付ける人であるうちは、自死衝動はあっても死を選ぶ事は起きないだろうなと、私は勝手に安心してる。
柴さんが、ここまで来たかというより、これからどうなるのか楽しみ!と言ってた感想が、まさに!という内容だった。毎度毎度、とんでもない進化を見せてくれるので、彼の変化を見るのが楽しくて仕方がない。
地元横アリでのライブ、是が非でも行きたいからCDいっぱい買う。
いやしかし、ドーナツホールやらないライブなんて初なのではないか…?