おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

ジャケ買い

f:id:nagamurut:20191015130314j:image

ここ数日、欲しいニットの色をキャメルにするか、パープルにするかずっと考えている。

最近 髪を切って黒髪のトランクスになってしまったので、パキッとした色を着たい気もする。顔色は置いといて、多分似合う。でもな、秋だよ?キャメル絶対似合うよ?を無限ループ

なんて平和な悩みだ、しょうもなくて申し訳なくなってくる。

 

私はあまり選択に迷うタイプではない。いつもピンときた欲しいものは即座にレジに持ってゆく。

小学生の時、あるアーティストのアルバムをジャケ買いした。小学生で3千円もするアルバムをジャケ買いするってなかなかだよな、と自分でも思う。

ただ、日頃から使わずに貯め込んでいたので、金だけはあった。その時、ここぞと言う時は使うタイプだった私の「ここぞ」という時が来たという確信があった。

ダイクマで仁王立ちして「これお小遣いで買う」と宣言した。親は驚いた様子でそれが何なのかを説明したが、私は「買う」と譲らなかった。

そうして買ったのがスピッツの「ハチミツ」だ。あとで知ったが初回限定版だった。いやこれ年がバレるな。まあいい。

それから毎日エンドレスで聴いた。どうしようもなくマサムネさんの声に惹かれた。

気付けば私は、スピッツの大ファンになっていた。

それまでのCDを少しずつ買い集め、新しく出たCDは必ず予約して買ったし、覚えたてのインターネットで調べてファンレターも書いた。

ハチミツ以降の初回限定版は、ほとんど持っている(これは自慢です)

最近の目覚ましい活躍を見ていると不思議な気持ちになると同時に、出会った頃と変わらないトーンの彼らに、なんだかほっとさせられる。

私にとってスピッツは米津玄師とはまた別の、ホームのような存在だ。