おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

うつ病の予防

まず、うつ病について誤解があると良くないので念の為

うつ病は心の病気ではありません。

脳の病気です。

脳が正常に機能しないために、やる気が出ず生活に支障が出る状態がうつ病です。

私たちの心は脳波によって左右されています。

心臓が弱い人、腎臓が弱い人と同じように、「脳に異常が起きやすい=うつ病になりやすい人」がいると思って下さい。

そして、最も重要なのは「うつ病に絶対にならない人はいない」という事実です。なりやすい、なりにくいという個人差はあれど、悪い条件が揃えば誰しもうつ病になる可能性があります。

 

私がうつ病予防を考えるに至った経緯を少しお話しします。

私は幼い頃から、うつ病を繰り返す父を見て育ちました。

そして

自分の性質が父にとてもよく似ていることが不安要素になり

父の何がうつ病になる要因なのかを、必死に考えました。

正直言って、単純に父のようになるのが怖かったんです。

冗談を言ってふざけてばかりいた父が、抜け殻のようにソファに根を生やしてる姿は、見ていて心地の良いものではありませんでした。

 

そうして考えた末に

今、私がうつ病にならない為に設けているルールについてお話しします

 

①優先順位を決め、それに基づき行動すること

 

中途覚醒早朝覚醒睡眠障害が頻発したら、ストレスになる作業を見直す&カウンセリングに行くこと

 

③何もしない時間を作ること

 

 

一つずつ、補足していきます

 

父は大事なものを選べずに、板挟みになり結果的にうつ病になる人

だと私は考えています。あれもこれも諦められないから、八方ふさがりになってうつ病になるのです

 

 私にとって優先順位を守る上での決め事は、自分の心身を守る為なら、誰かに迷惑をかけることがあっても仕方がないと諦めることです。

 これは極論ですが「こんなに頑張ったら心がもたない」と判断したら「できない」とハッキリ言います。

その為にも自分のキャパを正しく把握することは大変重要です。

私にとって大事なのは日常であり、仕事で言いにくいことを言えずに、心身を壊すくらいなら、会社の誰かに迷惑をかける方がましです。

何かを守る為には、何かを捨てなくてはならない。その選択こそが重要と考えています。

そんな簡単にできるかよ…と思いますよね。私もいつもグッと気合を入れて言います。決して簡単ではありません。

ですが、私を守れるのは私だけです。

 

通常、うつ病自律神経失調症の予兆として現れやすい症状が「睡眠障害」であることはよく知られていると思います。

ですが注意すべきは、なかなか寝付けない入眠障害ではなく

夜中に目が覚める「中途覚醒」や、目覚ましが鳴るより早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」の二つの睡眠障害であることを知っておいてほしいです。

これらが頻発するようなら、具体的にストレスとなっている作業をお金をかけるなりして減らすこと(例えば、冷食を使って料理を作る手間を減らすなど)

そして、カウンセリングに行くことです

医師の良し悪しはもちろんあるので一概には言えませんが、ストレスになっている作業を減らす為の具体的なアドバイスをもらえたりします

私は「やばい」と思うとすぐにカウンセリングに行くので、まだ薬の処方まで至ったことがないのですが、ストレス要因を減らす根本的な解決が難しい場合は、少しの薬でうつ病を未然に防ぐこともできます

病院、怖いところじゃないですよ

カウンセリングを受けるだけで、大分楽になる人もいると思います

海外では一般的らしいのですが、もっと気軽にカウンセリングに行けるようになれば、日本でもうつ病は劇的に減るはずです

 

 ③

これに関しては、元々外に出るのが好きな社交的なタイプには、逆の方が予防効果があるかもしれません。

私は家でじっと過ごすことで充電するタイプなので、とても効果があると実感してます

 

何もしないと決めた時間の間は、前もって宣言して、ぼーっとします。月に2、3回、時間は4、5時間です。

(これ、お子さんいると実現難しいですよね。うちは長年、夫と犬しかいないので、お子さんのいる人に寄り添った対策を提案するのが難しいです…経験がないので仕方ないですが)

 

この時間をどう過ごすか

私は大体いつも、犬と日向ぼっこしてます。

好きなおやつを用意して、好きな器に入れて見た目も味も愉しむ。自己満足が大事です。あとは、好きな音楽を聴きながらボーッとします。

それに飽きたらダラダラと録画を観たり

(推理モノの録画、あとゲームは脳を使うのでオススメしない)

これ意外と何時間もできなくて、飽きてくるんです。で、後回しにしてた家事をサラッとできたりする、嬉しい効果もあります。

何時間もこの時間を過ごして、飽きずにまだまだ足りないと思うようなら、ちょっと危険なサインだと思って下さい。

 

 

私はこのルールを実践できなくなってきたら、立ち止まって生活を見直すようにしています

あとは、ルールに縛られすぎないことです

そう

矛盾してますね

でも、そのくらい適当な方がいいんです

私の父は「こうあるべき」と決めると、そうじゃないものを極端なまでに拒絶するところのある人で、いまだに病院通いを続けています

やっぱり私は、父のようにはなりたくないです

完全なる反面教師です

尊敬はしてるんですけどね、すごい人なので

 

人はどうせいつかは死ぬんだから、と思うと色んなことに寛容になれます

そうやって、気にしても仕方ないと思う一方で、気になる人に対して「気にしても仕方ない」というのは、少し乱暴だなとも思います

「気になる」のが悪いことのように聞こえてしまうところが、問題なのだと思います

「気になる」という人に寄り添った解決方法を模索できる関係が、健全な人間関係だと思うのです

夫婦関係においても、それを感じます

歩み寄って補い合って生きていきたいし、絶対に離婚しないとも思っていません。

己の、他者の

変化を祝福しながら生きていきたい

 

なんだ

急にポエム

一言で言うと

たくさんお日様あびて、元気出してこーって感じでーす(笑)

 

【最後に】

これはあくまで私個人に合う考え方なので、実践するかどうかは、自己判断&自己責任でお願いします
嫌々ながらも人に合わせて生きるのが合ってる人ももちろんいるだろうし、人類の多様性には私も付いていけないなと感じるし
自分の人生にしか責任持てないです

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