おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

清々するわ

今日、長年勤めた会社を辞めてきた。

気付けば勤続14年。

…14年?赤ちゃんが中2になっちゃうな。

そう考えるとあまりに長い。

そりゃ年取るわけだよ。そういや もうすぐ誕生日。37歳はマイペースにいく予定。いや、いつもか。

 

バイトで入って、とりあえず3年くらい働いて転職しようと思っていた会社で、社長に気に入ってもらって社員になった。

思い返してみると長かったのかどうか、正直よくわからない。

最初の小さな事務所で部長と並んで仕事をしていた情景は、今でも鮮明に思い出せる。タバコ臭くて暗い事務所だった。今とは何もかもが違う。

 

念のため言っておきたいのは、部長が社内でマスクをしないから辞めるわけではないと言うことです…まあ0.1%くらいはあるけど。いや何このどうでもいい話。

理由は一つじゃない。複合的と言った方が正しいと思う。ただ、最大のネックは通勤だった。往復3時間半。コロナ禍ではそのツラさの中身が変わってきた。

「これは変わる時かもしれない」と思った。

 

ホワイトでもブラックでもないそこそこグレーなところのある会社だけど、仕事しやすくなるならどんどん買いな!と言ってくれたおかげで色々と揃えられて快適に仕事ができたし、結婚した時からこれまで、社長は私の労働条件について色々と融通してくれた。

ただ、融通してくれるのはありがたいけれど、それに対して一部の人がよく思っていない事も知っていた。

私は「違う」と思うことがあれば、震える手で勇気を出して戦ってきた。

その人たちから後輩を守る盾になってあげられないのは心苦しい。だけど、もういいかな。

社長がどうにか私を雇い続ける方法がないか、色々と提案してくれた。前職をクビになった私にとって、これ以上ない幕引きだ。

おかげで、ほんの少し自信になった。ありがとう。

 

創立して間もない会社には管理体制が何もなく、自力でゼロから考える必要のあることばかりだった。

部長は私が作ったExcelファイルの数式を消して「エクセルが壊れた」とか言い出す。社長はタイピングすらできない。そういう会社。

だからこそ、ずっと「私がいなくても誰でもわかるように」をテーマに丁寧に仕事してきたし、トラブルが起きれば今後の予防策を提示してきた。予防策を講じることが自分の手間を増やすことになっても、そういう風に私も知らないところで誰かに助けられているはずだと思って頑張った。

こうして考えてみると、よくやったな私。

大したことしてないと思おうとしてたけど、違う。よくやった。えらいえらい。

それもこれも、もう考えなくていいなんて清々するわ。

 

というわけで、しばらくはゆっくり勉強しながら仕事探します。

ビバ無職。