おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

心雑音と腎機能

うちの夫は料理をしない。

結婚して半年くらいの頃だったと思う。私が仕事から帰ると、休みだった夫が夕飯を作ってくれていたことがあった。

丁寧な夫らしく見た目も美しく、味はもちろん大満足の夕飯だった。

ただ、夫が料理をしたのはその一度きりで、ある日突然「俺、料理だけはしないから」と高らかに宣言され、え?急になに?と思った日から今に至るまで、料理だけはしないを貫いている。その徹底ぶりは見事なもので、自分のパンすら焼かない。いやいや、むしろアッパレだよすごいね。

その夫が

私が用意する昼ご飯(休憩に帰宅して食べる)に、「いつものサラダがなかったからトマトとほうれん草切って、オリーブオイルとバルサミコかけて食べたんだけど、使って大丈夫か聞くの忘れた」と言ってきて、ビックリして目を見開いてしまった。

「急にどうしたの?君らしくない。」と言ったら「あるのが当たり前すぎて、ないと寂しかった」そうで。

すごいな。歳を取ってからでも、人は変わる。今年のハイライトに間違いなく入る出来事だった。

(ちなみに夫は料理以外の家事をすべてこなすし、私より家事レベルの高い人なので料理しないくらいは仕方ないと思っている。)

 

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犬の健康診断結果を聞いてきた。

結論から言うと、心臓以外には何一つ問題は見つからなかった。

年齢を考えると非常にいい結果です、とのことで心底ホッとするとほぼ同時に、こんなに健康で安心してたのに…って事になりやしないか?と不安になる。安心したのは、ほんの一瞬、コンマ何秒だけ。いつもの悪いクセだ。

犬を買ったのは家の購入とほぼ同時、7年前。ずっと通っている動物病院での最初の診察で「わずかに心雑音がある」と言われ、生後半年の頃に心臓エコー検査を受けて雑音の原因は確認済みだった。

今回、カラードップラーの検査で逆流がどの程度かを確認したが、直ちに対処が必要なものではなく、ごく僅かだった。シニアなので今後は半年に一度くらいカラードップラーの検査を受けるようすすめられた。

逆流箇所は小型犬に最も多いタイプのものらしい。これも無理な繁殖がもたらした弊害と言える。私はもうペットショップでは犬を買わないと決めている。きっかけをくれたのは、この子だった。

ペットショップで犬を買わないと決めている - おしゃべりな脳みそ

夫が腎臓病なのもあって、私たちは腎機能についても非常に心配していた。

犬猫の腎機能低下はBUN、クレアチニンの数値を元に判断するのが一般的だが、これらは個体の筋肉量に左右されやすい数値であること、これらの数値に異常が出る頃には約7割の機能が失われていることが機能低下の診断を遅らせる要因だった。

私たちは今回、SDMAの検査ができる検診パックを選択した。SDMAはアミノ酸の一種がメチル化したもの。その数値を診ることにより、筋肉量に左右されず、早い段階で腎機能の低下を発見できる新しい指標として注目されている。

腎機能障害は、犬猫で言うと圧倒的に猫に多い。猫を飼っている人はSDMAの数値を検査してみるのを強くオススメする。

急に小難しい話になっちゃったけど、みんなペットと末永く幸せに暮らしてほしいなと思っています。

あー早く帰ってこねくり回したい。