おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

音楽は続く

「音楽は続く」これは、米津玄師がここ最近なにかにつけて使っているフレーズだ

彼はライブでよく「死ぬまで音楽を続ける」という旨の発言をする

その度に私は、音楽を続ける方法は今の形だけではなく、様々なやり方があるし、彼が表舞台に立ち続けるとは限らないんだということを、自分の中で再認識して胃がきゅっとなる

私は、彼の声も音楽もシルエットも人柄も絵も、もうなにもかも、とにかく米津玄師が好きだ

f:id:nagamurut:20190420190526j:image

もちろん、私に見えているのが彼のほんの一部であることは理解している

酒飲んでベロベロになって「俺は天才だ!」みたいな一面を見せる彼が、時に後ろ暗いことを語ったとして、それこそが「本当の米津玄師だ」とも思わない

どうしようもなく信じて祈らずにいられないような真っ新な感情も、彼の中に本音としてあるに違いない

じゃないとライブで「誰一人この船から落としたくない」なんて言葉は出てこないと思う

どんなに後ろ暗い感情を持っていたとしても、真っ新な祈りが嘘になることはなく、そのどちらもが米津玄師の中で矛盾することなく存在しているんだと思う

ただ、表舞台に立つのが嫌になったら、人に曲を提供しプローデュースする裏方に徹する可能性は大いにあると思う。元々表に出たくなかった米津玄師の場合、特に選択肢になりやすいと思う

顔を出して本名を名乗って音楽をやることに意義があると思ったから(昔そんなこと言ってた)、今はそうしているだけで、今の形だけが音楽活動じゃないという意識があるはず

だから私は個人的に、彼が今後 表舞台に立ち続けるかどうかは、ファンのあり方も大きく影響するだろうと思っていて、ファンだけれど「人対人である」という意識を忘れないようにしようと強く心に誓う

これは、米津玄師に限ったことではないけれど

相手がアーティストであるという意識が、相手が生身の人間であることを忘れさせ、彼らの心を生活を蝕むような行動や言動の原因になり得る

それを、どうしても避けたい

できることなら、米津玄師をずっと見ていたい

けれど、どんな形であれ、これから先の米津玄師の音楽活動が幸せなものであってほしい、そう強く願っている

自分になにができるか、ファンとしてどうあるべきか、私はこれからもずっと考え続ける