おしゃべりな脳みそ

脳内が多動

長く短い祭

夫婦と家事の話はよくツイッター上でも話題になっている

日本においてはどうやら多くの妻が家事の分担に不満があるようで、私の母も例に漏れず家事分担について愚痴をもらす一人だった

しかし有難いことに、私は家事分担に大きな不満を抱えて過ごしたことがない

うちの夫は週6で働いていて、私より勤務時間が多いのに「やれる人がやればいい」と言いながら、料理以外の家事を私の指示なしに 自らやってくれる

家事に関して言えば、おそらく一般的に言われるような理想の夫に限りなく近いと思う

私は一度も、換気扇の掃除をしたことがないし、トイレットペーパーを買って帰ったこともない。洗面台の鏡はいつもピカピカで、洗剤がなくなってきたなーと思うと、あくる日には補充されている。ゴミ捨てはゴミをまとめるところから各曜日全てをこなし、洗濯物は自らネットに入れて洗濯するし、その目は洗濯機のゴミ取りネットにまで行き届き、干し方に至るまでなんの不満もございません。完璧すぎるぞ夫の家事

そんなわけで、夫婦の家事分担や、やってくれたはいいが干し方がなってないなどの話題になるたびに、私は少々申し訳ない気分になる

「おい自慢かよ」と言われて「自慢じゃない」などと言おうものなら、袋叩きに遭いそうな気さえする

いやはや、ありがてえ

正直、夫が素晴らしい人であることは、別に私の手柄ではないので、個人的にはこんなのは自慢にならないと思う

ラッキー!神様ありがとー!いるかどうか知らんけどー

 

ただ「そういうつもりがないのはわかっていても、私が休みの日に朝、食器をテーブルに置きっ放しで出勤されると、なんだか私の料理ごと雑に扱われた気分になって悲しくなる」だとか、「台拭きをここに置くのが衛生的にどうかはさておき、理屈じゃなくモヤモヤする」などと、わりと細かい事をハッキリ言葉にしてその都度 話し合って衝突したり譲り合ったりして ここまできたので、その積み重ねが互いの心地良さに繋がっているという自負はある

うちの場合はほとんどの家事をどちらもやる可能性があり「〇〇やっといたよ」と申告するため、自然に「ありがとう」と感謝を言葉にするタイミングが生まれるのも良い流れなのかもしれない

 

私は相手の気持ちに鈍感なので、急に夫が不機嫌になると「何が理由なのか教えてほしい」と直球で聞くこともあるし、そっとしておいてほしい時なんかは、わりとめんどくさい人間だと思う

不機嫌に不機嫌で返しても、相手が更に不機嫌になるだけだとか思ってしまうし、揉め事は避けたいというのが理由なんだけど、こうやって「なぜ怒っているかわからない」ことを表明すると「なんでわからないんだ!」という怒りを買うことも当然あるし、夫はわりと『察せよ』タイプなので、察せよなんて甘えだ主義の私とは、どうあがいても噛み合わない部分もある

常々「察せないから言葉にして教えてほしい」と伝えて「言わなくてもわかってほしい」夫と戦っている

去年は0時を過ぎて夫の誕生日になったのに気付かず「おめでとう」もなしに寝ようとして怒らせてしまったし(おかげで今年はかなり緊張感があった)

髪を切った夫が帰宅したら即座に「髪の毛切ったんだ!いいね」と反応しなくては、機嫌を損ねる可能性がある(めんどくさいから髪切ったって申告してくれや)

シンクをピカピカにしてくれた日は、帰宅するなり「シンクピカピカだね!ありがとう」と感謝しなくては、ドアを大きな音をたてて開け閉めし、怒りをアピールしてくる(私は、夫が帰宅する頃にはシンクピカピカにしてくれた事を忘れている。帰宅して2時間も経ってシンクのこと覚えてるのムリだわごめん諦めて。犬もビビるし)

夫、マジで漫画に出てくるワガママな彼女すぎる

そうなってくると、こちらは もはやシンクピカピカにしなくていいから、忘れたことを許してほしいという感情だけが残る

 

これからも戦いは続いてゆく

願わくば できるだけ長く、そうやって笑ったり怒ったりしながら私の横にいてほしい